韓日未来フォーラムを終えて (岩野高陽/立命館大学) 


 122021日の2日間に渡って韓ソウルで行われた、韓日の未を考える韓日社文化フォラムが主催したプログラム「韓日未フォラム」を終え、私は未の日韓両国に於いて必要不可欠とされる多くのアイディアを得ることができた。今回、韓日未フォラムに加した最大の理由は、両国に興味・関心のある生達と如何にして日韓問題を解決するのか、複な問題であっても腹を割って話し合うことで、解決策を見出したいと考えたからである。私が韓に興味を持ったきっかけは、高校生時に日韓友好プログラムに加したことだ。時は、私自身韓についての認識がく、それ故に衝突もあったのだが、話し合いを通して韓人の優しさや情の深さを知った。この経験を通して、面と向かい合ってお互いの考えを話し合うことが、日韓友好現にがる可能性を感じた。今日化の一途を辿る日韓係に於いて、その原因が一体どこに潜んでいるのか、そして如何にすればその原因を取り除くことが出るのかを大生の視点を持ってより深く考えたかったのだ。


 初日のグルプワクでは、立場反ディスカッションを行なった。韓人が考える日本の印象を日本人が考え、日本人が考える韓の印象を韓人が考えるというものだ。両国が考えるイメジがどれだけ現と乖離しているのかを知った後に、朝日新聞社ソウル支局長貝秋彦氏による講演を賜った。講演容は、今回のプログラムとも大きな係のある日韓報道の現と課題についてである。例えば、韓ではネット媒体が急激に加していることや、メディアが果たしてきた役割、私達者に必要な力など多岐に渡った。講演を通して今回の合討論のテマであるメディアの問題点についてのヒントを得ることが出た。


 終了後、親睦で日韓生による食事が執り行われた。日韓生で食卓をみ、両学生共に笑顔で世間話や愛話に花をかせ、非常にリラックスしている子であった。この時、私は何故普段はこれだけ仲良く出ているのに、日韓係の話になると途端にその笑顔は消え、お互いに批判しか出ないのだろうかと考えた。食事を終えた後、日韓生による座談行われた。日韓の政治問題についての意見を交換し、お互いの思いをえ合うこと、又それを理解する事が目的である。この座談を通して感じたことが2点ある。1点目は、韓人の意見は私達日本人に比べて感情的である事。2点目は日本の政治の動向にしてとても敏感になっているという事である。科書に記載されている容が日本と異なっていることは勿論のことながら、メディアがえる影響が大きいのでは無いかと感じた。例えば、韓人は「理大臣を選んだのは、日本民であり、したがって理大臣の行動は、全て日本人の意である」と考える一方、日本人は「アベノミクスによる経済安定を期待して支持をする人が多い」という認識くらいである。その差異が昨今の日韓化を加速させているのでは無いかと考えた。


 2日目には、今回のフォラムの中心議題である日韓メディアにする問題意識を話し合った。1日目に行ったディスカッションや講演で得たヒントを出し合うなどの時間にも及ぶ話し合いを通して、最終的に私達の班で出た答えは3つである。1つ目が、相互メディアがえる互いの報道の翻()に於いて、言語文化背景の差ゆえの誤が生じうること。2つ目が、文化背景の差ゆえに同一の史的事しても認識の差が生まれること。3つ目が、日韓友好係を促すような番組作成の消極化によって友好感情が芽生えにくいことである。さらに、私たちはこれらの問題の解消方法を導いた。まず初めに私達受け手が洞察力を持って多な情報にれることである。私たち自身がその情報を欲することが重要だ。例えば、1つの事件にして複の新聞をむことなどである。その上で、自らのアイデンティティを持つことである。メディアは、販売数やすことを念頭に置くため、み手にに入られる情報を提供することに傾倒しがちである。しかし、み手である私達自身が、自の意見を先行させる情報だけではなく、他の意見をも取り入れたものを必要とするならば、メディアもその需要にじて情報の提供の際に、点から書かれた記事を提供することが可能になるのではないか。その結果、み手も一の見方に基づくのではなく、幅い立場の考えを理解した上で、メディアの信する情報を取捨選できると考えられる。


 今回のフォラムに加し、改めて日韓問題におけるメディアの重要性を感した。今日、日韓の存メディアの問題点として、情報の正確さや客が欠如していることがげられる。世論を形成する責任を担うにもわらず、明らかに負のイメジを幅させるかのような報道ばかりをしているのだ。加えて、自民に迎合するな資料、証言を抜粋しているのみならず、時にその資料が不十分な際には、極めて論理性に欠けた感情的表現を用いて相手を非難する。故に、存メディアは一定の公的な力を持つが、もはや民に確かな知識をえるものではなく、1つのエンタテインメントと化してしまっているのである。原因は情報を得る側が適切な取捨選をしなければいけない現代社において、情報を呑みにする日本民が多いからであろう。日韓問題に於いて論理ではなく感情だけが持ちまれた容のネット記事にして、疑うことを知らずあたかも正しい知識であるとして認識してしまう人が居る。一部の人間によって作り出された虚偽して、民が確かな取捨選をすることが出れば、そもそもこういった嫌韓感情は生しないのではないだろうか。


 日韓友好のために生である私達に出ることは、相手民との直接話をやす機を設けることにあるのではないか。その方法はであってよいと思う。勉強会な堅苦しいものだけではなく、スポツ大や食事など、気軽に誰でも加出る機を設けることで、1人でも多くの人に、メディアでは取り上げられない本の韓人、日本人を知ってもらいたい。お互いが心を持つことが、友好への一番の近道であると私は考える