☆日韓交流ボランティア　in　済州島☆ ------見村美優喜

日本人と違って韓国人は自分の知らないことをどんな意味なのか知りたがる性格なのだと感じました。私が今回のボランティアに参加したのは、正直海女体験とミカン狩りがしたかったからだったので、まさか釣りと大根収穫に変わるとは思っていなくて残念でした。しかし２つとも今まで経験したことがないことだったので新鮮か気持ちで取り組めました。その活動の中でも日韓の人間の行動の違いが分かりました。今回、私は韓国語に自信がない状態で参加し、最初は自分から韓国の子に話しかけることが出来ませんでした。そんな時、助けてくれたのは日本の子でした。日本は１人ぼっちの子がいると助けなければいけないというような雰囲気があります。韓国にはそういう雰囲気は特にないそうです。韓国でのいじめは辛いんだろうなと勝手に思ってしまいました。

そして大根狩りの時は、日本人は最後まで終わらせたいと思って取り組んでいましたが、韓国の子は認められるところまでやればそれでいいと言っていましたので、そこは人の違いだと思いますがそこも日韓の違いなのかなと感じました。またボランティア中に韓国の友達が携帯で音楽をかけながら大根狩りをしていたので少し驚きました。ボランティアだと言っても日本人からしたら仕事をしているのと大して気持ちは変わりません。しかし、韓国人は仕事中に携帯をいじっても問題ない環境にいるからかボランティア中に携帯から音楽を流していても気にしない、もはや当たりまえのような雰囲気でした。知ってる曲だったので私含め他の日本人の結構ノリノリで嬉しい限りでしたが、こんなこともここが韓国だからできるんだよなーと考えたり。

 

初日の段階で少し気が付いたのですが、韓国の子は写真が好きなようです。好きというニュアンスより思い出を残すことが好きなんだなと思いました。

 

わたしは初日の晩御飯の調理担当だったのですが、同じ班の韓国人の子はとても料理をすることに慣れていて、いつも料理をするのかと聞くといつも母親の手伝いをするからと答えました。凄いですね、親孝行ですと言うと韓国では当たり前よ、と。。。聞いてみると他の韓国の子もみな母親の手伝いをしているようで料理は手馴れていました。日本人は母親に頼りすぎているようです。私たち日本人は最初から最後まで韓国の子のサポートとして調理しました。韓国の方が学歴社会で勉強が忙しいのに家事の手伝いまでできるとはとても驚きました。日本人が甘やかされてるだけかもしれませんが。

 

夜は部屋で韓国の子と日本人みんなで談話会をしまいした。私の部屋の一番年下の子は１５歳だったのですが、お姉さんの彼氏の話や、その彼氏との夜の話などが始まるとそのマンネの子は部屋から追い出されていました。私たち日本人は15歳と言ったら先輩の下ネタなどを聞いて情報を得てみんなでニヤニヤしていたのに韓国は厳しいんだなと感じました。まだ未成年の子がいるのに下ネタなんて！！！と韓国のオンニが話していて、韓国では成人にならないと下ネタをしてはいけないのか！？と驚きました。また日本と韓国の恋愛事情は大きく違います。韓国の子は毎日毎日彼氏と連絡を取り合います。それもとてもマメに。

 

夜みんなが寝てから彼氏と長電話してる子もいたりで、夜中なのにすごいなーと驚きました。記念日はとても盛大に祝うようで、韓国のオンニは100日記念にブランドのバッグと指輪をプレゼントしてもらったそうです。他のオンニもとても大きい熊のぬいぐるみをもらっていたり、彼氏にあげるために作ったバレンタインのお菓子も見せてもらいました。とても気合が入っていてラブリーでした。ホワイトデーに素敵なプレゼントをもらえればいいなーと言っておりました。見返りを求めるのはどこの国の子でも同じですね。

 

今回このボランティアに参加してたくさんのことを発見しました。今までは韓国の表面的な部分しか見れてなくて、いいことしか受け入れていなかった気がします。日本との違いといったらたくさんありますが、それがすべて日本の方がいいというわけではなく、韓国の文化の方がいいと思うこともたくさんあります。私が日本人なので日本の文化と環境の方が過ごしやすいことは確かですが、韓国から取り入れたい文化や礼儀などもたくさんあります。今回の経験で得たことはたくさんあります。とても楽しかったです。次回も機会があれば是非参加したいです。その時は海女体験とミカン狩りができたらなと。。。

 

また韓国に行く際はお世話になりたいです。よろしくお願い致します。