Q3. 「インターンシップ」と「ワーキングホリデー」は違うのですか?
はい、違います。「インターンシップ」と「ワーキングホリデー」の厳格な違いと「インターンシップ」の二つの種類については<Q6>の答えを参照して頂きますようお願いします。
最近「インターンシップ」と「ワーキングホリデー」が互いに同義語のように使用されており、「インターンシップ」という用語が乱用されていますが、ワーキングホリデーとインターンシップは大きく違います。その区分を注意する必要があります。
インターンシップ(職務教育)は現場学習の教育課程であり、ワーキングホリデーは旅行の資金を貯めるために有給労働(アルバイト)が許容されている制度です。インターンシップの目的は就職を目前にし、職場で無給を原則に現場学習をするもので、ワーキングホリデー期間中のアルバイトはお金を稼ぐための就業活動です。
もちろん現場学習をしながら同時にお金も稼げたら一番良いでしょう。大学に通いながら学費も免除され、寄宿舎と食事、お小遣いまでもらうことができたならどれだけ良いことでしょう。しかしそれはとても特別な場合のみです。
一般的に「日本ホテルインターンシップ」などの名前でワーキングホリデー・アルバイトを募集する場合が多いですが、それはインターンシップではなく、アルバイトの求人広告です。韓日社会文化フォーラムも日本ワーキングホリデー支援センターの会員として登録した方々にワーキングホリデー・アルバイトを無料で紹介しています。
このように、インターンシップとワーキングホリデーは多少紛らわしいですが、違います。
もちろん「学習」が「労働」よりも優れているという意味ではありません。目的が違うということです。
日本政府が発行する「インターンシップビザ」の場合、現場学習をすることになっている勤務機関がどのようなところかを調査するなど審査手順が厳しいため、相対的に発給されやすい「ワーキングホリデービザ」をもらって日本の温泉旅館や食堂などでインターンシップを送る場合がありますが、それは日本の入国管理法に違反する行為であり、摘発された場合、国外追放処置を受けることもあります。
日本法務省(入国管理局)と駐韓日本大使館の領事部は「インターンシップビザ」と「ワーキングホリデービザ」を厳しく区分しており、駐韓日本大使館領事部のホームページには「インターンシップは大学生などが教育課程の一部として日本の公私機関の業務に従事する活動であり、ワーキングホリデーとは制度の趣旨が違うため、ワーキングホリデーのビザ申請の対象とならない」と定め公知しています。